砂肝から取れる希少部位「ゼンイ(前胃)」の焼き鳥を紹介

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みなさん鶏のゼンイ(前胃)と言う部位はご存知でしょうか?

鶏肉を取り扱う業者さんでも入手困難な希少部位であり、この部位の焼き鳥は今まで味わったことの無い味と食感となります。

そんなゼンイを今日は紹介しますね。

目次

焼き鳥のゼンイ(前胃)とはどこの部位?

希少部位のゼンイ(前胃)とはいったいどの部位なのか?から紹介いたします。

以前、「砂肝の刺身の下処理を紹介した記事」でもサラッと登場したゼンイですが、ゼンイは第一の胃袋と言われ第二の胃袋の上側についている消化器官です。

※調べると前胃は腺胃とも呼ばれるみたいです。

ゼンイの役目は食道を通って入ってきたエサを消化液で柔らかくすること。

柔らかくなったエサは砂嚢(さのう)もしくは筋胃と呼ばれる第二の胃袋へ送るんですが、この第二の胃袋が皆さんの良く知る砂肝なんです。

呼び方がたくさんあり複雑ですね。

なぜ希少部位なの?

なぜこのゼンイが希少部位かと言いますと、一般的には砂肝の処理の段階でゼンイは捨てられる部位だからなんです。

なので多くは市場に出回らないということ。

需要が無い上に、ゼンイの下処理に時間が掛かかり面倒といった理由で捨てられるみたいですね。

そんなゼンイですが、精肉所で砂肝を処理する前の段階の玉砂と呼ばれる状態で仕入れることで、ゼンイを一緒にゲットすることが出来ます。

今回はそんな幻のゼンイを焼き鳥にしてみますね。

砂肝やゼンイがある玉砂の下処理の様子は「砂肝の刺身の下処理を紹介した記事」で紹介していますので今回は割愛しますが、気になる方はご覧ください。

味や食感は?

串にさしますが1本あたり、おおよそ5~6羽ゼンイをほど刺しますので贅沢ですよね。

見た目は肉っぽいですが内臓なのでやや臭みが出るため、タレでの焼き鳥が合うと思いますのでタレで焼いていきます。

希少部位のゼンイの気になる味ですが、食感はハツに近くコリコリとしています。砂肝に近い部位ですが、砂肝までのコリコリした食感ではなくプリッとしている感じ。

そして意外なのが風味!

レバーっぽいんですねよね。

若干のレバー臭さが残りますが、脂が乗っている部位なので味に深みがあり美味しいです。

以上ゼンイの焼き鳥の紹介でした。

中々出会う機会はないと思いますが「希少部位ゼンイ」、焼き鳥屋さんで見かけたらぜひ食べてみてください。

串打ちの様子や食べた感想などはyoutubeでも動画としてアップしていますので、よかったらご覧くださいませ。

こんな感じでjfoodbrotersでは食に関する情報発信をしています。ご一緒にお読みください。

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